扱いやすい手頃なサイズのボディに現代のSUVに求められる快適性、機能性、運転の楽しさなどの要素を高い次元でバランスさせた。そして、いかにも北欧デザインと感じさせる美しい内外装と、そのクオリティの高さは見事。さらにボルボらしい安全装備の充実ぶりも素晴らしい。また、プラグインハイブリッドを含む豊富なパワートレーンを用意したことも高く評価した。
ボルボ XC60 (ボルボ・カー・ジャパン株式会社)
BMW 5シリーズセダン/ツーリング (ビー・エム・ダブリュー株式会社)
トヨタ カムリ (トヨタ自動車株式会社)
スズキ スイフトシリーズ (スズキ株式会社)
ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム (本田技研工業株式会社)
レクサス LC (トヨタ自動車株式会社)
アルファ ロメオ ジュリア (FCAジャパン株式会社)
マツダ CX-5 (マツダ株式会社)
シトロエン C3 (プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社)
フォルクスワーゲン ティグアン (フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社)
※ 今年は日本カー・オブ・ザ・イヤーに輸入車が選出されたため、インポートカー・オブ・ザ・イヤーはありません。
クルマの電動化という流れの中で、PHVのメリットを最大限に実現した。多くのメーカーによるPHVが1モーターであるのに対してプリウスPHVは2モーターを採用し、それを巧みに制御することであらゆる領域で低燃費を維持する。さらにソーラー充電の本格的な実用化などもイノベーティブであると判断した。
見る者に大きなインパクトを与えるダイナミックで美しく独創的なスタイリング。さらにマルチステージハイブリッド車、5L V8エンジン車ともにドライビングの楽しさに満ちあふれている点などから、レクサスブランドを牽引するにふさわしい、もっともエモーショナルなモデルであると高く評価した。
プラットフォームとパワートレーンを一新するなどで軽自動車規格の中で最大級のキャビンを確保、機能的で使い勝手のいいスペースを実現。また、走りは軽快で上質なハンドリングには安心感がある。さらに安全運転支援システムの“ホンダセンシング”を全グレードに標準装備した点も大いに評価した。
トヨタ自動車は1997年に世界初の量産ハイブリッド車であるプリウスを発売して以来、2017年1月までの約20年間に世界で累計1000万台のハイブリッド車を販売。これによる地球環境改善への貢献は大きく、さらに世界の自動車メーカーへ影響を与えて環境対応車の普及を促した。以上の点を高く評価した。
2017年5月、世界三大レースのひとつに数えられる「インディアナポリス500マイルレース」にアンドレッティオートスポーツからエントリー。ダラーラDW12ホンダを駆って、日本人初の優勝という快挙を成し遂げた。この偉業を高く評価して、日本の自動車史に大きく記録しておくべきであると判断した。